ポリネシアカルチャー

サモアの伝説-カメとサメの物語

ポリネシアの伝説シリーズに貢献してくださったポリネシア・カルチャー・センター・サモア村のマネージャーを務めるティパ・ナレアイに「ファアフェタイ(ありがとう)をお伝えします。


 サモアの人々の間では、サヴァイ(西サモア)のサレガに住むフォヌエアウという名前の視力を失った老女の話が伝えられています。フォヌエアウには、子どもが1人いました。サロファという名前の可愛い女の子でした。

 ある年、フォヌエアウの家の周辺の村々は、深刻な飢饉の影響で難儀していました。フォヌエアウは視力を失っているため、食べ物を見つけることができませんでした。何日にも渡る激しい飢えの後、フォヌエアウと娘のもとに、村の地中オーブンでソイを焼いている素晴らしい匂いが漂ってきました。フォヌエアウとサロファは、村人が食べ物を持ってきてくれるのを待っていましたが、食べ物が届けられることはありませんでした。

 女と娘は絶望し、海に自分たちの運命を委ねることにしました。母は、子供の手を取り、崖から飛び降りて打ち寄せる波の下へと吸い込まれて行きました。

 水面へ向かって泳いでいるうちに、母と娘の体が変貌しました。1人はカメになり、もう1人はサメになったのです。彼らを気にかけようとしなかった村人たちから離れるように泳ぎました。アメリカンサモアにあるヴァイトギという村に辿り着いた時、また人間の姿に戻りました。部族長レトゥリとその民から、食べ物と衣服を与えられ、迎え入れられました。

 2人の女性たちは、部族長の憐れみ深い世話にとても感謝していたので、村人を踊って楽しませるために呼ばれた時にはいつでも海に戻れるよう、崖のすぐ向こうに住むことを誓いました。2人は、サモアの人々がサメとカメを必要とする時に使う美しい歌を残しました。今も、村人がその伝説の場所の沿岸に集まりその甘いメロディーを歌う時、カメとサメが現れると言われています。


掲載されている記事とその他の数多くの物語に加え、参加型アクティビティを体験できます。さらに、二本の棒を使って火おこしをしたり、石を使ってココナッツの実を割ったり、サモア人の若者がサモア村にあるとても高いヤシの木に登ると言った息を飲むようなデモンストレーションがございます。

上記のアクティビティは、ポリネシア・カルチャー・センター内にある6つの村々のうちのひとつであるサモア村で体験できます。ディナーは、3つのオプションからお選びいただけます。それから、受賞歴のあるナイトショー「HA:ブレス・オブ・ライフ」をご覧ください。詳細はこちらから。

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