19世紀前半のいつ頃かは定かではありませんが、ロミロミサーモンはハワイの人々の主要メニューとなりました。ほとんど全ての材料が地元の食材ではないことから、この料理の起源を確実に知っている人は誰もいません。
材料の謎はさておき、ロミロミサーモンは、ローカルのハワイアン料理に不可欠な要素となりました。ロミロミとは、マッサージすると言う意味であり、この料理を成功させる秘訣のひとつです。たった4種の基本材料を用い、調理法は見かけによらずシンプルです。料理人によって、それぞれの味を加え、ユニークな一品を創り出すという点において、期待を裏切る一品です。
料理を作ってから実際に食べるまで少し時間を空けるのがオススメです。ロミロミサーモンは、冷やして、少し漬け込む時間を取ってから食べるとより美味しいくいただけます。では、早速作ってみましょう!
ポリネシア・カルチャー・センターのロミロミサーモン
ハワイ語で、ロミロミとはマッサージするという意味があります。この場合は、サーモンを小さく切るという意味になります。トマトやタマネギ、その他の薬味と混ぜ合わせると、美味しい酸味がポイの付け合わせにぴったりです。初期の西洋の船乗りによってハワイに持ち込まれた魚の調理法は、ハワイの人々にとって嬉しいサプライズであり、今やルアウには欠かせない一品です。
材料(4人分)
- トマト 4個
- ネギ 2本
- タマネギ 2個
- サイコロ型に切ったサーモン 約1300g
手順
- トマトの中身を取り除き、洗います。細かく刻み、大きめのプラスチックのボウルに入れます。
- タマネギも細かく刻み、ボウルに入れます。ネギも小口切りにします。
- 全ての材料を合わせ、よく混ぜます。
- ボウルに均等に分けます。蓋またはラップでかぶせて冷蔵庫で保存します。
コツ:サーモンに塩で味付けするときは、お好みで量を加減してください。(手に入る場合は、ハワイアンソルトか海塩がオススメです。)人気の代用品は、スイートマウイオニオンか紫タマネギにチリペッパーを加えるレシピです。ハワイ在住の方は、チリペッパーウォーターにお好きな柑橘類を1、2滴垂らしてみてはいかがでしょうか。余分なトマトの汁は捨てるレシピもあれば、トマトの汁と種を残すレシピもあります。
シェフによっては、サーモンをツナ缶で代用する人もいれば、(節約になる上、美味しいです!)鮭の塩漬けで代用する人もいます。これらの代用品を使用する場合は、味をみながら味付けをしましょう。
ロミロミサーモンをどの食材と一緒に食べるか迷う方もいるでしょう。ポイと合わせるのが人気ですが、ハワイ以外の場所では手に入らなかったり、あまり食べる機会がなかったりします。クリエイティブなシェフによるアイデアをご紹介します。
紫タマネギ、チリペッパー、柑橘類でアレンジ(No Recipesより掲載)
ロミロミサーモンのレタス包み(Cooking Hawaiian Styleより掲載)
アボカドの器に入れたロミロミサーモン( California Avocadoより掲載)
カルアピッグ・ロミロミサーモン・ピザ(Honolulu Star-Advertiser Diningより掲載)
ロミロミサーモンを料理してみていかがでしたか?ローカルに人気のメニューをどんな食材と組み合わせましたか?ぜひ、コメントで教えてくださいね!