ポリネシアの文化の中でも、最も有名な伝説上の人物の1人である半神マウイについて学んでみましょう。マウイの伝説は、初期のポリネシア民族の探検家たちが島国から島国へと移動しながら旅をしたことによって、広く知られるようになったのです。ポリネシア・カルチャー・センターとして、ハワイ諸島の始まりにまつわる古代の物語を皆様に楽しんでいただければ幸いです。
ハワイ文化のヒーローであるマウイ・ア・カラナの物語は、島々に広く知れ渡っています。マウイは、ヒナ・ラウ・アエとヒナの間に生まれた4人の息子の末っ子でした。
マウイは、素早い機転と、イタズラ好きな性質、魔法のマカウ(釣り針)を祝福されました。マウイは、優秀な漁師ではなかったと言う者もいますが、兄たちが捕まえた魚の群れをボートに引き揚げる前に自分の手柄にする術を心得ていました。
ある日のこと、兄たちと漁の旅をしている途中、マウイは、間違えて釣り針を海底に引っ掛けてしまいました。マウイは、大物を捕まえたので、兄たちに全力でボートを漕ぐように頼みました。兄たちが物凄い力で漕いだので、海の底から偉大なるハワイ諸島を持ち上げてしまったのです。
マウイは、島々が海によって隔てられていることを喜びませんでした。それで、島々を近くに引き寄せようと決意しました。運悪く、釣竿をあまりにもきつく引っ張ってしまったため、大地を壊して小さいかけらにしてしまいました。それが、小さい西の島カウラと大きな東の島ハワイになったと言うことです。
ポリネシア・カルチャー・センターは、皆様をカヌー・プレゼンテーションHUKIをご覧いただくようお招きします。毎日午後2時20分から美しいラグーンで開催されます。ポリネシア・カルチャー・センター創設に至る物語に加えて、マウイと地母神についてもさらに知ることができます。(COVID-19による自宅待機が解かれ次第、ポリネシア・カルチャー・センターを再オープンすることをとても楽しみにしております。ご期待ください。)