ヘルシーな南国の味、パリパリの歯応えを楽しめるメニューとは?!
その答えは、オーブンで焼いたウルチップスです!フライド・ウルチップスに引けを取らない美味しさです。それに加えて、作り方はとても簡単です。ポリネシア・カルチャー・センター独自のレシピをお楽しみください。
30分以内で完成します!とてもお手軽なレシピです!
アメリカ本土や日本では、ウル(パンの実)を見つけるのは簡単ではないかもしれませんが、手に入れる方法はあります。地元の輸入マーケットを覗いてみてください。ただ、パンの実が手に入る時期は限られていますので、まず電話で問い合わせると良いかもしれません。チップスに向いているウルは、ちょうど黄色になりかかっていて、白い斑点のようなもの(白亜質の樹液)が見られます。ウルを強く圧迫してみて柔らかければ、チップスには適していません。実は、ウルは二つの役割を果たします。硬いウルは、でんぷん質として用いられます。柔らかいウルは、甘くて粘り気があり、デザートの材料に適しています。ウルを購入した後、熟れるのを防ぎたい場合、紙袋に入れて冷蔵庫に入れてください。ウルフルーツを手に入れたら、すぐに調理する計画を立ててください。2-3日以内に調理すると良いでしょう。
ベイクド・ウルチップス
材料
- パンノキの実 1個(一般的にはフットボールくらいの大きさですが、サイズは違っていても大丈夫です。)硬くて黄色になり始めたばかりのものを使用してください。
- ココナッツオイル
- 挽きたての新鮮な胡椒
- ハワイアンソルトもしくは海塩
下記の材料をお好みで入れても良いでしょう。
- ローズマリー
- クミンパウダー
- カレーパウダー
- ガーリックソルト(ハワイアンソルト/海塩の代用品として)
- レモンペッパー(胡椒の代用品として)
- 搾ったライムの汁 数滴(ウルチップスをオーブンに入れる直前に表面に振りかけます。)
オーブンを200度に温めておきます。
手順
よく洗ってから、タオルなどで軽く叩くようにして水分を拭き取り、4等分に切ります。
ウルを冷水で洗い、タオルなどで水分を拭き取り、まな板の上に置きます。よく研いだ大きめの包丁でウルを半分に切り、それをさらに半分に切ります(4分の1の大きさにします)。中心の芯の部分と黒い斑点を全て取り除きます。ウルが大きい場合は、さらに半分に切り、8分の1にします。
固い芯の部分を取り除きます。
耐久性のある大きめの皮むき器もしくは包丁で皮をむきます。皮をむいたウルを冷水の入ったボウルに入れます。それから、ボウルから順次取り出し、3-6mm位に薄くスライスします。4等分してから横向きにして切ると薄切りしやすいです。ウルを縦にスライスするのは多少の技術と忍耐を要しますが、大きめのチップスができます。ご自分のスキルに応じて、切りやすい方法を試してみてください。
ウルの皮を剥く時は、耐久性のある皮むき器を使いましょう。
スライスしたら、ココナッツオイルでコーティングしたクッキングシートの上に重ならないように置きます。ウル同士がくっつかないように気をつけましょう。ここからは、オイルやハーブ、スパイス等を手でふりかけると作業がスムーズです。
薄くチップスをスライスします。上の写真では、チップスを小さめに切っていますが、縦幅に合わせてサイズを大きめに切ることもできますが、薄さは必ず6mm以下になるようにしてください。
ココナッツオイルを大さじ1杯ほど注ぎ、スライスしたウルにふりかけます。そして、オイルを全体に広げます。それから、塩、胡椒、お好みの材料を小さめのボウルに入れます。均等になるように混ぜ、指でつまんでできるだけ均等に、軽くウル全体に振りかけます。
味付けしたウルチップスを温めたオーブンに入れます。
スライスを全部載せるには、クッキングシートが2-3枚分は必要になります。まず、クッキングシート1枚分を調理し、待っている間にスライスして次のクッキングシートに載せていきます。そうすれば、1枚目が出来上がったらすぐに次を焼き始めることができます。私は、いつもパンノキの実の半量をチップスにします。スライスを冷水につけたままにしておけば、作業を始めるまで保ちます。(私は、もう半分を5-6cmごとの塊に切り、柔らかくなるまで煮て、ウルマッシュを作ります。いずれウルマッシュのレシピも公開予定です。)
味付けしたウルを鉄板に載せ、事前に温めておいたオーブンに入れ、10分焼きます。一度取り出し、フライ返しでチップスを裏返します。再びオーブンに入れ、焦げすぎないようチェックしながら5-7分焼きます。
焼き終わったら、チップスを皿に移して冷まします。ウルチップスは、焼き立てが一番美味しいです!ポテトチップスと同じディップを添えてテーブルにお出しください。個人的にはクラブディップがおすすめですが、自由にいろんな組み合わせに挑戦してみてください!