学生スタッフがアロハスピリットや友情の思い出を語る
ポリネシア・カルチャー・センターで働いていた学生スタッフは、大勢のお客様の歓声や声援、オハナであるお客様たちを笑顔にすること、仲間たちと共にダンスすることを毎日恋しく思う日々を送っています。
ポリネシア・カルチャー・センターのカヌープレゼンテーション「HUKI」に出演するメエレ・ビリマ(写真提供:Leila Tuinei)
心が全て
「子どもたちに投げキッスをすると、キャッチしてくれるんです。投げキッスを返してくれたら、今度はわたしがキャッチして心の中に納めます。わたしたちを憧れの眼差しで見てくれます。本当は、そんなにクールではないのですが。」と、メエレ・ビリマは語ります。ビリマは、初等教育を専攻する大学一年生であり、ポリネシア・カルチャー・センターの水上パフォーマンス「HUKI」のダンサーでもあります。
ビリマは、仕事仲間に会えなくて毎日寂しい思いをしていることも明かしてくれました。「本当に、人生で今まで出会った中で最も素晴らしい人たちに出会えました。素晴らしい仲間に出会えたことを本当に祝福だと感じています。」
ビリマにとって、当センターで働くことを一文字で表すなら「心」であると語ります。「このセンターで働く時、情熱を持っている事柄を心を込めて行います。この場所そのものが生きているようであり、鼓動を打っているような気がします。」
もう一つの言葉は、「愛」です。「わたしたちの文化に対する愛、仕事仲間への愛、お客様が従業員と結ぶ絆、それにスピリットです。」
ポリネシア・カルチャー・センターのフラダンサーで埋め尽くされたハワイのカヌー。(写真提供:Leila Tuinei)
Go, go, go!
ミズーリ出身でエクササイズ・アンド・スポーツサイエンス専攻の3年生ニーファイ・モエは、「毎日仕事に来て、純粋に楽しんでいます。働いていると言う感じはしませんでした。(学校や)他のことから来るストレスを解放することができました。」と語りました。
「僕らは普通の大学生で、仕事を楽しんでいる者です。学生として皆、何とかアルバイトでやりくりをしながら暮らしています。でも、アロハスピリットを分かち合ったり、ダンスしたり、自分たちの文化を共有する機会を最大限楽しんでいます。」
モエは、ナイトショー(HA:ブレス・オブ・ライフ)出演時のハイペースな環境を恋しく思っています。シーン、衣装、ダンスを次々にチェンジする時の途切れることのない「Go, go, go!」の環境が大好きでした。モエとその仲間たちは、疲労感や、お互いに叫び合うこと、本番ならではの高揚感がないことを寂しく思っています。
「ボンヤリしている暇は全くありませんでした。いつもと同じダンス、動き、音楽を披露しているとしても、必ず違うハプニングが起きるのです。誰かが足を滑らせてラグーンへ落ちたり、動きを忘れたり、といった具合です。」モエは、ポリネシア・カルチャー・センターで働くことを「組織されたカオス」という言葉で表現しました。
レイラ・トゥイネイ(左)と仕事仲間。ポリネシア・カルチャー・センターで働く機会とそこで出会った友人たちを大切にしています。(写真提供:Leila Tuinei)
まるで家族のように
アメリカンサモア出身でビジネス専攻の2年生、レイラ・トゥイネイは、「わたしの文化を共有できることが大好きです。わたしにとって、とても大切なものです。仕事として報酬を受けながら、大好きなことを毎日できるのはとても特別なことです。」と語りました。
トゥイネイにとっての特別な思い出は、初めてナイトショー(ハワイ・タヒチ・アオテアロア)のオーディションに合格した時です。「初めてナイトショーで踊った時、感情が揺さぶられました。わたし自身を含めて、全員がこのショーのために一生懸命取り組んできたからです。自信がつきました。」
仕事仲間に会えないことが何よりも辛いと、トゥイネイは語ります。センターで働くことを「家族」と言い表していた位です。
「ポリネシア・カルチャー・センターは、実家から離れた故郷です。家族と離れて大学へ行くことは大変でしたが、ここで家族に出会えて良かったです。」
どの生徒も口を揃えて、「オハナ」と過ごせた時間を大切にしていること、センターが再オープンしたときにまた仲間との再会を熱望していることを語りました。
ポリネシア・カルチャー・センターの学生スタッフや従業員についてもっと知りたい方は、ホヌアシリーズの動画をご覧ください。その他にもアロハスピリットを感じる動画が多数視聴できます。
ローカルのベテラン彫刻家であり、古代ハワイ航海術のナビゲーターであるハワイにルーツを持つカヴィカ・エスカランは、海と特別なつながりがあります。