fbpx

ポリネシアとは?

ポリネシアの島々

ポリネシアの島々

太平洋の最も北にあるハワイ、最も南にあるニュージーランド、最も東にあるイースター島を結ぶ三角形の広大な地域には無数の島々があり、ポリネシアと呼ばれています。ポリネシアはギリシャ語で、多くの島々を意味します。
ポリネシア・カルチャー・センター内にビレッジとして再現されている、トンガ、タヒチ、ハワイ、アオテアロア(ニュージーランド)、サモア、イースター島の各地域はポリネシアに含まれています。また、フィジーはメラネシアに含まれますが、古くからポリネシアと深い交流がありました。

サモア

東南アジアやメラネシアから長距離航海をしてきた人々が最初にたどり着いた島々です。以前は西サモアと呼ばれていたサモア独立国と、アメリカ領サモアに分かれていますが、言葉も文化も同じサモア人が住んでいます。2011年より日付変更線が変更されサモア独立国とアメリカ領サモアの間に24時間の時差ができました。センターのサモア村では、ハイビスカスの木で行う火起こしやファイヤーナイフダンス(火無し)の体験や、サモア料理の試食もできます。また、ココナッツの木登りや、ファイヤーナイフなど、サモア文化がぎっしり詰まったショーを見ることができます。

アオテアロア(ニュージーランド)

アオテアロアとは、ポリネシアのマオリ族の言葉でアオテアロアとは「白くて長い雲」という意味です。ポリネシア人が最初にアロテアロアにやってきたのは950年ごろ。その後何回かの遠征によって、現在のマオリ族の人々が移り住みました。センターのアオテアロア村に来ていただくとよく分りますが、村全体が高い柵で覆われています。日頃から戦争に備えた戦士の精神を持ったポリネシアの民族です。センターで体験できるティティトレアなどのゲームは、マオリ族が普段の遊びの中でも戦闘のためのスキルを高めるための遊びです。また、村にあるマラエ(集会所)では地域の集会や、葬式、その他イベントなどで多種多様に使われる大切な建物です。センターでは主にショーの披露の為や、展示に使われています。

フィジー

メラネシアの最も東にあるフィジーは、紀元前1500年前に東南アジア方面からやってきた人々が移り住み、さらにポリネシア各地へと移動してゆきました。古くからポリネシアとの往来も多く、メラネシア文化とポリネシアの文化の交差点です。フィジーの人々の特徴は、その底知れぬ優しさと明るさにあります。フィジー村のショーやアクティビティーに参加すればその意味がきっと分かるでしょう。センターの中で一番写真を一緒に撮ってくれる村人でもあります!

ハワイ

世界中の人々に愛されているハワイも、ポリネシアの一つの島です。ハワイには先祖の人々がポリネシアの島々を移動しながら受け継いできた文化と、ハワイで生まれ育まれた文化があります。ハワイでは今、それらの伝統文化の復興運動が活発になってきています。ポリネシア・カルチャー・センターでハワイの人たちが学び、将来に伝えてゆこうとしている誇るべき伝統文化を体感してください。

ハワイ村のオンラインツアー準備中です!⇒⇒⇒⇒オンラインツアー

タヒチ

広大なフランス領ポリネシアのなかの、現在タヒチと呼ばれている島々(ソシエテ諸島)に人々がやってきたのは、650年から850年頃と考えられています。そして、1200年頃タヒチの人々がハワイへ移動したと考えられ、現在のハワイにもっとも影響を与えた地域です。タヒチといえば、日本でも人気がでているタヒチアンダンスが一番有名です。センターでもアクティビティでタヒチアンダンスを踊ることができます。

トンガ

過去千年の歴史を持つポリネシア唯一の王国で、フィジー、サモアと並びポリネシア文化・文明の発祥地と言われています。かつてはカヌーの大軍がポリネシア各地へ遠征し、最盛期にはオセアニアの広い地域に勢力を誇っていました。多くのポリネシアの島が植民地となる中、トンガだけは王国があった為に植民地にはなりませんでした。トンガ村ではドラムショーが一番人気のショーです。また、少人数でのカヌーパドリングも人気です。

ラパ・ヌイ(イースター島)

巨大なモアイ像で知られるイースター島は、ポリネシアの言葉でラパ・ヌイ(広い大地)と呼ばれています。ここには10世紀ごろポリネシア人が到達したと考えられています。現在は、南米のチリ領となっておりスペイン語が公用語ですが、ポリネシア系の人々の間ではラパ・ヌイ語も話されています。

ポリネシアの中のハワイ

ハワイの人々は、最初からハワイに住んでいたのではありません。ポリネシアの島伝いに長い年月をかけ航海しながらハワイまでたどり着きました。 一番近く最初の移住があったといわれているマーケサスから3,500km、そして最大の移住があったと考えられているタヒチから4,400kmも離れています。さらに遡れば、天文航海術を駆使して長距離航海をしながら現在の東南アジアからメラネシアのフィジー、そしてサモアやトンガ、クック諸島などのポリネシアの島々を経由してやってきました。そして、ハワイ以外にも、アオテアロア(ニュージーランド)やイースター島へたどり着いた人々もいました。
ポリネシアは太平洋の広大なエリアに広がっているため、各地区ごとに独自の文化の発展も見られますが、一様性も多く、サモアを除きポリネシア各地の人々にはいずれも故郷は「ハワイキ」であるという伝承が残るほか、言語や農作物、食文化、木彫りなどの類似した文化も多くなっています。 ポリネシア・カルチャー・センターのそれぞれの村で、ハワイをはじめとするポリネシアの文化がどのように伝わり、そして、それぞれの地域でどのように発展していったのか、そして現在のハワイで今なお大切に伝えられている、遠い島々から伝わったポリネシアの文化をご覧ください。